『いくつかの「切ないね」』 01 01.私を忘れないで 冷たい雨が体をぬらす。
見上げた先の曇天の空。
もし、このまま死んでしまったら。
お前は。
―――俺の事を、覚えていてくれますか。
02.向けられた背中 「サヨウナラ」
冷たくそう言い放つ君。
―――ねぇ、どうして?
03.君を離したくない 「待って!!」
去りかけた、その背中を追いかけて。
掴んだその細い手首。
伝わる震えが、悲しみのものなら良かったのに。
04.見えない貴方 どれが真実なのか。
もう分からないんだ。
“今”が本当の君なのか。
それとも…
05.雨に打たれ 洗い流して。
この薄汚れた体の全部。
洗い流して。
この血にまみれた、おれの全てを。
06.桜の花が散る中で ひらり。ひらり。
舞い散る桜の花弁のように。
僕も、君のためなら潔く散ってみせよう。
07.眠りにつく時 「…最高だな…お前の手で、死ねるなんて…」
「何言ってるんだ!こんなの…っ!僕は望んで無かった!!」
向けられた銃口に、感じた悦び。
いつも思っていたんだ。
どうせ死ぬなら、お前の手で、と。
08.その手が血に染まっていた 「……うそだ…」
嘘だろう?
ねぇ、目を開けて。
冗談だろう?
ねぇ。起きてよ。
「……こんな所で寝たら風邪引くじゃないか…」
体、弱いくせに。
だから。
ねぇ。
―――起きて?
揺さぶる掌にぬるめく感触。
コレは。
何なんだろう。
09.最後の抱擁 「…っ…」
段々と、熱を失う君。
白い頬が、一層白味をまして。
その中で、ただ、赤だけが、鮮やかで。
「ごめん…ごめんね…っ…!!」
掻き抱いた、君の体は冷たくて。
ただ、冷たくて。
10.傷だらけで立つ姿 「まだ、負けてない」
擦り傷を、いっぱい作って睨む君。
負けず嫌いなのも良いけど、少しは自分も労わってね?
でも、そんな所も好きなんだ。
だから。
「じゃぁ、もう一勝負しようか」
「望む所だ!」
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ひつじ丸工房************
前と同じく、某アニメの二人をイメージして。
あえて名前は出さずに。
そんな微妙な感じが好き。
これも30分くらいで書きましたvvv(01〜04全部まとめて)
ハイペースであまり考えすぎずに書くのが良いvv
長いと読み辛いので分けてみました。